例によって既に昨日になりましたが、千葉方面での仕事がやや早く終わりましたので、車で久し振りに「船橋2 湊湯(湊町3丁目21-6)」を訪れました。
日が短くなりましたので、暗めの写真ですがご容赦を!
JR船橋駅や京成船橋駅から南方に延びる道を国道14号(千葉街道)を越え京葉道路を潜るように1km程歩いた、屋号の通りの「港の中の旧市街」にあります(すぐ隣が掘りです)。2つある電光看板が目印です。
簡素な造りの東京型銭湯の正面フロント改造版のようです(後方にコンクリート製円筒型煙突が聳え立ちます)。
電光式の屋号を横に見つつ玄関に入ると、松竹錠の木札鍵の下足ロッカーと同じく松竹錠の傘立てがあります。
広い休憩スペースには、スナックから贈られた椅子(その目でご確認を・・・)、小学校用の机、白色のお釜型ヘアドライヤー(動くかどうかは不明)などが置かれています。
脱衣所は木床&クロス張りの壁と天井で、おそらく3枚羽根の天井扇が勢いよく回っています。
脱衣ロッカーの他、古い籐製の籠も4つほどあります。親戚から贈られたなかなか古めの針式体重計があります。
宝船などがあしらわれた縁起物の額が掛かっています(玄関にも同じ物があります)。
外側に小さな庭に向かう木製の縁側があり(喫煙スペース)、その向こうに水洗トイレがあります。
浴槽は改修された標準配置の2槽式で、超音波気泡座風呂1基のある内側深風呂と外側に金属枠湯口のあるミクロン気泡風呂の外側浅風呂が並び、入浴剤「あわあわ」使用のため細かい泡でいっぱいです。
外側手前に小さめのサウナ(別料金)が増築され、さらに手前に脱衣所に入り込む形で立ちシャワーもあります。
カランは内側7つ、5つ&5つの島、外側奥2つ+拡張部分である外側手前3つの配置で(歴戦を物語り種々混在しているものの全て固定シャワー付き)、使用している地下水が塩分を含むためか、銀色のハンドルタイプの押し手を含めて少々厳しい状態になっています。1ヶ所のタイルがアンモナイトの断面?になっているように思います(探して確認してみてください)。
ペンキ絵は丸山清人氏による「戸田*」で(平成22.11.25画)、海の向こうに望む富士が雄大です。女湯には吊り橋?の上部と日本アルプス風?の山々が見えます(画題は不明)。因みに、以前は
故早川利光氏による「西伊豆(平成13.12.11画)」で(女湯は不明)、かなり傷みが進んでいました。
*静岡県沼津市の戸田(へだ)美浜(御浜)海岸
黄色のケロリンの湯桶が使われています。
浴室の窓から蔦が垂れ下がっているのも歴史の現れでしょうか。
数台分の駐車場がありますが、道が細い上に一方通行などでちょっとややこしくなっています。お車の場合は、どうぞ気を付けてお越しください。
電車の場合は、駅近くのオツな居酒屋での一杯がお勧めです。是非!
[1回]
PR