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日本人観光客がほとんど訪れない苗栗にわざわざ向かった目的は実は「苗栗鉄道(車輌)文物展示館=苗栗鐵路(車輛)文物展示館(苗栗縣苗栗市北苗里鐵路一村1號)」を見学するためでした(住所もそれらしい!)。
交通部台灣鐵路管理局(繁体中国語と英語) http://www.railway.gov.tw/tw/ ・・・の新竹機務段(機関区)苗栗機務(機関)分駐所・他の一角にあり、1999年(民国88年)6月10日の開館です。 台湾の鉄道の歴史・・・日本統治時代【1895年(明治28年)~1945年(昭和20年)】を含むので日本の鉄道の歴史でもある・・・を飾った機関車や客車や貨車などが静態保存されています。 車輛展示区は終日解放・自由参観(無料)で、予め書面あるいは電話で申請しておくと、それ以外の区域も説明付きで案内していただけるようです(所用約1時間)。 苗栗駅のホームからも南方に確認することができます。 駅正面ロータリー南側のバスターミナル前の中正路を南下した突き当たりにある建中街を右折し、アンダーパス(地下道)を越え、突き当たりの英才路を左折してすぐの小径を左折(線路方向)します。 注)現在進行中の駅舎とその周囲の再開発が済むとアプローチが変わるかも知れません。 このような立派な門はありますが、ここからは入れません。既述のように、その手前の小径を線路方向に歩いて突き当たりを線路に沿って右折すると正面に見えてきます。 周囲にはそれなりに案内標識がありますので迷うことはないでしょう。 立派な屋根のある車輛展示区とその脇の線路に、日本と同じ1067mm(狭軌※)と762mm(ナローゲージ※)・・・阿里山森林鐵路他・・・の蒸気機関車・ディーゼル機関車・電気式ディーゼル機関車・電気機関車・客車・貨車などが並んでいます。 ※様々な呼称があります。 入口近くには機関車の部品でできたキャラクターや車輪でできたベンチもあります。 とても全ては載せられませんので代表的な車輌を2つ程・・・。 日本のハチロク(国鉄8620形)の台湾版「CT150型蒸気機関車」です。 大阪生まれ(汽車製造製)で旅客列車用とのことです。 日本のキュウロク(国鉄9600形)の台湾版「DT560型蒸気機関車」です。 日本の図面を元にしたアメリカ生まれ(American Locomotive社製)で貨物列車用とのことです。 ご興味のある方は、 旅の車窓から 鉄道ファンの海外旅行 http://www.geocities.jp/tabinoshasoukara/index.html ・・・の該当ページをご参照ください(驚嘆に値する素晴らしいHPです)。 なお、機関区側の線路にあった客車や貨車(おそらく日本から輸入したワム90000形の表記を書き換えたものと同ワ12000形の表記を書き換えて改造したもの)は単に留置してあっただけのようです。 当然に現在は使われていないのでしょうが、投炭練習場(投煤練習場)もあります(申請すれば案内してくれるようです)。 南側には転車台も見えます。 鐵(台湾なので繁体字で・・・)限定ですが、こんな台湾旅行はいかがでしょうか。 因みに、日本人はおろか私以外には誰も見学者はおりませんでした。 PR |
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