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【2024/11/23 14:05 】 |
伝統の意味-団扇再考-
帰国直後の疲れた体で何となしに脱衣所の団扇を手に取って仰いでみて感じました。

お・・・重い!

手にしたのは近頃は当たり前になってしまったプラスチック製の骨の団扇(広告入りで配布されているものです)。

今の私にはとても使える代物ではありません!

ひょいと見回すと、同じ広告入りのものですが、伝統的な竹製の骨に和紙を張った伝統的な団扇があります。

同じく手に取って仰いでみると・・・。うっ~ん。何だかすごい楽・・・。手にもしっくりと来ます。

代わる代わる使ってみます。

なるほど・・・。

安価にするための量産型のプラスチックは竹よりも重いため、軽くするために持ち手を細くせざるを得ず、だから手にも馴染まず力を入れにくく、さらに細くてもふにゃふにゃしないように硬くしなければならないので、先がしならず、結局は無理な力で仰がなければならない・・・。

そんな形でバタバタと仰ぐので、起こる風もバサバサと心地よいものにならない・・・。

手間暇掛かってお安くはないけれど、竹は軽くて硬くかつしなるので、持ち手がしっくりと手に馴染んで余計な力を入れずとも仰げ、先のしなりによって、そよそよと優しい風を起こせる・・・。

何気ない物ですが、団扇1つとっても、伝統のある旧来のものにはそれ相応の意味があると感じた出来事でした。

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【2011/10/20 04:45 】 | 雑記 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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