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せっかくですので、「台湾 北投温泉博物館(台北市北投區中山路2號)」もご紹介しておきましょう。
最近は一部の観光ガイドブックやメディアにも登場し、ネットにもある程度の情報が散在しています。 台北中心部からMRT淡水線で北投駅に向かい、同駅で新北投支線に乗り換えた(この列車については前項に掲載)終点の新北投駅の東方500m程(駅から出てそのまま直進方向)、湯が流れる川沿いにあります。この川を挟んで「台湾(北投温泉) 瀧乃湯温泉(台北市北投區光明路244號)」の反対側になります。 日本統治時代【1895年(明治28年)~1945年(昭和20年)】の1913年(大正2年)6月に台北州庁が静岡県伊豆山温泉を模して建設した「当時は東南アジア最大規模の共同浴場」で(約100年の歴史!)、時代の変遷の中で取り残され荒廃していたものを1994年に北投小学校の教師と児童たちが発見し、地元住民の陳情が実って1997年2月20日に台湾内政部によって第3級古跡(台湾国指定文化財)に指定され、修復を経て1998年10月31日に博物館として公開されたものです。 傾斜地に建設されているため入口は2階にあり(こちらから見ると和風というか台湾風というか・・・)、スリッパ使用のため木棚に加えて銭湯同様の木札鍵の下足ロッカー(King)があったり、 こんな赤提灯がぶら下げられていたりと、和の風情を醸し出す形での再現?になっています。 1階には奥に向かって深くなったローマ式の大浴槽があり、 周囲はステンドグラスの装飾窓のある回廊という凝りようです。 その他にも北投温泉400年の歴史を紹介する様々な展示があります。 北投温泉の開発初期の頃には、温泉旅館が林立する優美な風景と豊かな情緒を生かして100本を超える台湾語映画の撮影が行われ、「台湾語映画のハリウッド」と称されたとのことで、当時の映画館を模した部屋での映画のダイジェストの上映も行われています(昭和初期の日本映画のようです)。 2階には舞台を備えた豪華な造りの畳敷き和風大広間(休憩スペース)があります。 庭側から見た外観は英国ビクトリア様式で、1階の大浴槽横の回廊のステンドグラスや2階の大広間横の回廊や展望テラスが確認できます。 入場無料で、月曜及び国指定の休日が休館日、9:00~17:00の開館です。 日本統治時代という特殊事情はありますが、日本の入浴文化(銭湯や温泉)は世界に誇るべきものと思います。 なお、日本語の紹介ページには不正確なものが少なからずあるので、 北投溫泉博物館公式HP(繁体中国語) http://beitoumuseum.taipei.gov.tw/ ・・・を参照させていただきました。 PR |
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