例によって既に一昨日(2011.6.27)になりましたが、仕事を終えて東武伊勢崎線に飛び乗り、「足立52 堀田湯(関原3-20-14)」を訪れました。
銭湯お遍路205軒目です。
西新井駅の西口ロータリーから西進し、すぐの大きな道を南下、西新井警察署を過ぎますとビル街から昔ながらの下町になりますので、そのまま小路を直進し、行き着いた関原イーストロード商店街の中にあります(左側に見えます)。
典型的な東京型銭湯の正面フロント改造版で、側面から建物が観察でき、後面には枠付き金属製円筒型煙突があります。
何とも下町らしいことに屋根の上をネコが歩いています(写っていますがわかります?)。
木札鍵の下足箱のある玄関から入ると、フロントとコンパクトな休憩スペースで、どちらの脱衣所への入口にも浴室のタイル絵(後述)にマッチした「富嶽三十六景 甲州街道石班澤(葛飾北斎作)」の暖簾がかかっています。
脱衣所は白壁&木床で、天井は白色の折上げ部分による格天井・・・かと思いきや、天井部分はシンプルな木製です。
屋号の入った大きなダルマに加えて、なぜか「おばけ煙突で有名な千住火力発電所のモノクロ写真(隅田川側から撮影)」が飾られています。ご主人手書きの日替りカラーポスターにニヤリとします。
籐製の脱衣籠も使われています。トイレは水洗化されています。ローションは無料です。
浴室(外側張り出しタイプ)は男女入れ替え制になっています(スケジュールは銭湯配布のカレンダーか後述の公式HPで確認できます)。
以下、今回の浴室側のご紹介です。
浴槽は外側L字配置になっており、内側から、スーパーエステ、ボディーマッサージ、ショルダーマッサージ、浅風呂と並んでおり、角にリラックスポイント(寝風呂)、電気風呂、薬風呂(訪問時はよもぎ風呂)、露天風呂への出入り口を挟んで水風呂、脱衣所に入り込む形で遠赤外線ガスサウナ(TVあり・別料金)となっています。内側手前側には立ちシャワーもあります。
露天風呂は石塔がある庭に囲まれた大きな岩風呂風の浴槽で(都内最大級)、恵比寿様(下に滝状の湯口)と大黒様が見守っています。
側面にまで書かれた「櫻花に富士(葛飾北斎)」のタイル絵は圧巻です。逆の浴室は「名所江戸百景 冬の部 千住の大はし=遠くに筑波山を望む隅田川にかかる千住大橋(歌川広重※)」です。
※追記(2012.6.8)
「1010 116 2012/June の1010 information(P.25)」には、こちらも葛飾北斎作と書かれていますが・・・(正確な情報をお持ちの方はお教えください)。
浴室中隔壁はカラータイルで、「銭湯スタンプラリー 風呂屋の富士山詣で」3回分の記念品が貼ってあります。
カランは内側5つ、5つ&5つの島、水風呂との隔壁に3つの配置です。
黄色のケロリンの湯桶が使われています。
浴室から脱衣所のボックスに入った大画面TVを見ることができます。
浴室中央の時計が「電光掲示」なのは珍しいでしょう。
メディアなどに取り上げられることも多いようで、休憩スペースには上戸彩さん・熊田曜子さん・阿藤快さんの色紙などが飾られていました。
近代的に改造してある割には何やら落ち着くいい銭湯だと思います。
井戸水を薪で沸かした優しいお湯です。
みなさんのお越しをお待ちしております(駐車場もあります)。
詳しくは公式HPをご覧下さい。
[0回]
PR