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既に一昨日(2012.3.22)になりましたが、平日休みが取れましたので、付近の銭湯(廃業や長期休業を含む)の現況の確認がてら、「墨田31 大黒湯(横川3-12-14)」を訪れました。
銭湯お遍路253軒目です。 押上駅と錦糸町駅を南北につなぐ四ツ目通りのやや押上駅に近い春日通りとの交差点を北西に少々入ったところに建つ、御年91歳の大女将が切り盛りする、正面フロント改造版の宮造り銭湯です。隣は児童遊園で側面がじっくりと観察できます。 やや低めながらも金属製円筒型煙突と東京スカイツリーが同一アングルに収まった銭湯写真が撮影できるというのがナイスです(広角レンズが必要です)。 新しめの木札鍵の松竹錠の下足ロッカーと松竹M型錠の傘立てのある玄関正面には、2つの米俵に乗った大黒様と2匹の鼠の木製透かし彫りが飾られています。 自動ドアを開けるとフロントと休憩スペースで、奥には小さな庭もあります。下が松竹アルミ板鍵のロッカーになっているベンチが置いてあります。フロントで使われている小さな木製物入れ棚は年代物です。 中白&枠がモスグリーン(後に塗り替えられた?)の折上げ格天井、白壁、よく磨かれた木床、梁や柱は古い木製・・・の脱衣所で、外側の一部はガラスブロック壁、天井にはモスグリーン(同)に塗られた大きな2枚羽根の天井扇があります。古い大きな壁型扇風機もあり、常連さんの置き道具棚は手作りの木製です。脱衣ロッカーは新しい松竹ディンプル錠になっています(フロント貸し出し方式)。ぶら下がり健康器や腹筋運動用器具なども置かれています。 浴室は湯気抜き部分が蒲鉾型の大橋ブルーの天井で(柱などの一部は黄土色)、下部のタイルはDisneyキャラクターが配された新しいものです。 浴槽は外側逆L字配置で、内側からスーパージェット&ボディーマッサージ&座風呂(全てボタン式)、一部パイプの仕切りを挟んでバイブラのある浅浴槽(最外側背面に大きな滝状湯口)、手前に向かって日替り薬湯(バスフレンドよもぎでした)、次いで内側に張り出す形で一部に踏み石のある大きな歩行風呂があります。水深90cmで約2.5m四方もありますので(ちょっとしたプール!)、入口の階段部分から飛び込みたくなる子ども?も多いようで、「飛び込み禁止」の注意書きもあります(対象を考えるとひらがなの方が・・・)。さらに、外側の業務用廊下につながる小さなアルミ戸を挟み脱衣所に入り込む形で遠赤外線電気サウナ(別料金)があります。入口脇には水風呂もあります。内側手前には立ちシャワーもあります。 井戸水を用いた人工重曹泉が使われています。 カランは固定シャワー付き(男湯は修理のため不揃い/女湯はピンクとのこと)の銀色ハンドルタイプの押し手で、内側8つ(一番奥は釜場への戸の直前!/一番手前のみロングシャワー)、6つ&6つ(一番手前は固定シャワーなし)の配置です。 ペンキ絵は中島盛夫氏&田中みずき氏によるもので(平成23年11月22日 画)、男湯は湖からの富士、女湯は海の風景?です。閉店時はシャッターに東京スカイツリーの絵が楽しめるそうです。 <参照> 銭湯ペンキ絵師見習い日記 http://mizu111.blog40.fc2.com/ 底部に青い温泉マーク&赤いサイドラインのある黄色のケロリン型湯桶が使われています。 特筆すべきは、休憩スペースに飾られた銭湯写真家の今田耕太郎氏から贈られた多数の写真です。東京スカイツリー建設前の写真(ペンキ絵も以前のものです)や釜場などの普段はお目にかかれない部分の写真もあります(モノクロ写真には実に味があります)。 imada photo service http://www.imadaphotoservice.com/ SIONNET.TV CREATORS #1 銭湯写真家 今田耕太郎 http://www.sionnet.tv/creators/index.html 付近には相撲部屋が散在していますので、運が良ければ関取に遭遇するかも知れません(フロントには錣山部屋所属の現役力士 豊真将関の色紙があります)。そのためか、脱衣所の体重計は比較的に新しい針式ですが、120㎏(32貫目)まで計測可能な大型です。 また、 本所防災館 http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-hjbskan/ ・・・からすぐですので、家族で防災を学んでからひとっ風呂・・・というのもいいかも知れません。この辺りには知られざるオツな居酒屋も多数ありますよ。もちろん東京スカイツリーは至近です。是非! 「1010 114 2012 / February TOKYO銭湯物語 この銭湯の隠し味 P.P.8~9」もご参照ください(東京都公衆浴場業生活衛生同業組合のHPでオンライン版も読めます)。 PR |
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