スケジュールの関係でアップが遅くなりましたが、一昨日(2011.12.14)、例によって仕事を終えて東武伊勢崎線に飛び乗り、墨田区にある東向島駅から区界の隅田川を「東京スカイツリーの輝く夜景」を見ながら白髭橋を渡って越えて(時代劇なら渡し船ってところ!)、明治通りを西進・・・といったルートで、「台東14 堤栁泉(千束4-5-4)」を訪れました。
銭湯お遍路233軒目です。
日が暮れて暗くなってしまいましたので、写真は以前に撮影しておいたものをどうぞ!
最寄りの東京メトロ日比谷線三ノ輪駅から明治通りを南東方向に200m程歩いた「三ノ輪二」交差点をそのまま土手通り方向にさらに600m程直進し(明治通り方向の東に曲がらない)、その名も「吉原大門」交差点を過ぎて50m程先で右折(西方向)するとすぐに、華やかな電気看板のある立派な近代的ビルが建っています。
派手な外観からの誤解を避けるため?か、わざわざ「普通公衆浴場 堤栁泉」と書かれています。
1階はコインランドリーと駐車場(上階のマンション用も含む)で、正面入口(SAKURA-Gのプラスチック板鍵の下足ロッカーとさくらのアルミ板鍵の傘入れロッカーが使われています)から階段(踊り場に洒落た絵があります)を上がった2階の自動ドアの奥が銭湯です。後側面に上階のマンションへの別の入口があります。
広めの休憩スペースのあるフロント形式で、入浴券の自動販売機が置かれ、何とドリンクや湯道具の支払いにはEdyやWAONが使えるようです。
無料の貸しタオルもあります。
脱衣所はシンプルでSAKURAⅢの普通鍵の脱衣ロッカーが使われており、ゴザ敷きの座台が置かれ、ドライヤーは無料サービスです。
浴室は木調建材の中央下がり天井で、外側には2つのサイズのガラスブロック壁もあります。
浴槽は内側縦配置で奥から、ロングタイプの立ちシャワー(インコのいる南洋系のタイルあり)、日替り薬湯(ピンクの湯でした・・・りんご?)、控えめなジェット1基、寝風呂2基、バイブラ付きの浅風呂、水風呂、奥と同じロングタイプの立ちシャワーと並び、業務用のドアを挟んで上がり用のロングシャワーがあります。内側奥に囲われたバスフレンド靄(白い湯)の別浴槽があり(元はミスト?)、一番奥の引き戸の向こうが、空は見えないものの風が通る、木製天井&割竹風壁材&宝寿湯の岩風呂風ビル内露天風呂になっています。外側手前にはサウナルーム(乾式/別料金)もあります。
カランは銀色のハンドルタイプの押し手で固定シャワーはバラエティーに富み、奥の壁(別浴槽の壁)に4つ、太い柱を挟んだ横壁の奥に4つ&手前に4つ&壁と柱に囲われた位置に1つ(おもしろい!)、4つ&4つの横壁、手前の壁に3つの配置になっています。
黄色のケロリンの湯桶が使われています。
驚きは正面入口から下足札を持ったまま降りた地下です。大女将担当の「居酒屋 堤栁泉」になっているのです。
かなりのサイズの大広間で、座卓に座布団を敷いて座ります。大鵬の色紙と多数の浅草三社祭の写真パネルが飾ってあります。「カラオケ広場 堤栁泉」でもあるので、カラオケセットと小舞台まで用意されています。
脱衣所にも掲示されているように、「生中1杯+日替りのお通し1品で550円」&「生中1杯+日替りのお通し2品で750円」のセットもあります。後者を注文しましたが、お通しは「こんにゃくの柚味噌和え」と「ほうれん草?のしらす和え」でした(プラス熱燗1合で1000円程)。
ひとっ風呂&一杯が1軒で可能な銭湯です。いかがでしょう。
追記(2012.1.14)
あまり見ない屋号の由来ですが、江戸時代の吉原に向かう「日本堤」と同じくその前にあった「見返り柳(現在は6代目とのこと)」に因んだのではないかと思われます。
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