既に一昨日(2012.3.4)になりましたが、休日を利用して、久し振りに埼玉県の銭湯「埼玉県さいたま支部101 若松湯(浦和区常盤10-10-15)」を訪れました。
埼玉県26軒目になります。
JR京浜東北線北浦和駅西口ロータリーから斜め右(西)方向に延びるハッピーロードを100m程進み、国道17号線(中山道)を越えて、さらに北浦和西口銀座商店街(北浦和西口ふれあい通り)を150m程進んだ(正面にAEONが見えます)八百屋の隣に建っています。
昭和期に建て直されたと思われる煉瓦風の外壁のビル型銭湯で(正面はテナント/上階は賃貸マンション)、
ゆと屋号の書かれたビル壁の看板となぜかPEPSIの広告の入った可動式看板が出迎えます。入口は側面にあり、道からはコインランドリーの屋根に
銭湯マークと屋号が見えます。入口脇に白いベンチがあります。
玄関にはさくらの木板鍵の下足ロッカー(黒と
赤の2種類なのは前の建物の名残?)とTOKYO MOMの傘立てがあり、心遣いの生け花もあります。
木製の引き戸(2ヶ所ありますが中はつながっています)の奥が簡素なフロント(親子蛙や狸の置物もあります)と深山のプリントの張られた休憩スペースで、ぶら下がり健康器や多数の懐かしマンガがあります。当然ながら浦和レッズのポスターも貼られています。
フロント脇の木製引き戸を開けて入るとよく磨かれた木床のシンプルな脱衣所で、SAKURAⅢの普通鍵の脱衣ロッカーが使われています(鍵はフロントで貸し出し)。
浴室は外壁同様の煉瓦風壁タイルをメインとする昭和モダンなもので、天井は金属スレートの船底状、中隔壁は緑系のシックな模様タイルになっています。天井からの硝子玉状の灯り2つのためやや薄暗いのも雰囲気を高めています。
普通配置の2槽式の浴槽は群青系の渋いタイルが使われており、内側深浴槽にはバイブラ、外側浅浴槽にはジェット3基があります。全体として漢方系薬湯になっています。内側及び外側手前に立ちシャワーもあります。
正面壁は浴槽同様の群青系の渋いタイルで、上部は水が流れ落ちるようになっています。積み重ねられた月日を物語り、水垢で白濁しているのも逆に味があります。
カランは固定シャワー付きの銀色ハンドルタイプの押し手で、内側5つ、5つ&5つの島、外側5つ(手前1つは柱にある)の配置です。周囲のタイルも歴史を表す水垢が積層しています。
黄色のケロリンの湯桶が使われています。
入口の周囲は常連客の自転車で溢れ、昔ながらの地域のため付近にオツな酒場もあったりします。いかがでしょう。
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