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例によって既に一昨日(2011.11.12)になりましたが、休日を利用して、「江戸川23 日の出湯(松江7-11-18)」を訪れました。
銭湯お遍路226軒目です。 大正14年12月31日に城東電車江戸川線(今井線・一之江線と呼ばれる場合もあります/東荒川~旧今井橋)として開通し、東京乗合自動車株式会社、次いで東京地下鉄道株式会社と合併後、昭和17年2月1日に東京市に買収され市電に編入され、さらに都電26系統(東荒川~今井橋)を経て、昭和27年5月20日から昭和43年9月28日まではトロリーバス101系統(上野公園~今井)として走っていた電車の通りである「今井街道 しらさぎ通り」という古い商店街にあります(旧電停の松江と西一之江の間位に位置します/追記参照)。 そんなトロリーバスが走っていた昭和31年の創業の立派な東京型宮造り銭湯だったとのことですが、時代に合わせて正面フロント改造版にし、昨年、老朽化した高い煙突を撤去してガス方式とし(東日本大震災の被害を避けることができたとのこと/後部に金属製の低い煙突があります)、東日本大震災の際に瓦が落ちたため、通常の瓦をやめて軽量な瓦風屋根に換えたとのことです。 玄関上部の屋号に加えて緑の銭湯マークや「やすらぎの風呂 日の出湯」と書かれた看板が出迎えます。 玄関のSAKURA-Gのプラスチック板鍵の下足ロッカーの上には、改修前の玄関の屋根を飾っていた鬼瓦が誇らしげに置かれています(こんなに近くで観察できることはそうありません・・・必見です!)。 上部に屋号が書かれたフロントの前には、飛翔する2羽の鶴のタペストリーが飾られ、テーブルセンターは「鎌○ぬ」柄という洒落まで効いた広い休憩スペースがあります。 脱衣所はきれいな木床と飾り天井で、SAKURAⅢの普通鍵の脱衣ロッカーが使われています。時代の付いた木製の風呂道具置き棚が感動的です。 外側にバックヤードへの外廊下に繋がる木製の縁側があり(手前が水洗トイレ)、面する庭には何やら南国風の樹木が植えられています。「スカッと飲もう Meiji スカット オレンジ・グレープ・レモン※」の懐かしいベンチが置かれています(おそらく初期型?・・・状態良好)。 ※1970年代発売の瓶入り炭酸飲料。他のフレーバーに発展し、後に缶入りとなった。現在は「明治スカットホワイトソーダ(350ml缶入り)」のみ販売中? 大橋ブルーに塗られた高い天井の東京銭湯形式の浴室は、湯気抜きの窓が中央の2つのみで(きれいなアルミサッシと網ガードになっています)、梁は鉄骨で耐震補強が施され、かつてはペンキ絵があったであろう部分を含めた壁の上部には白系の建材が張られ、浴槽背面には「洋風窓を模した花柄のタイル絵」があり、中隔壁には「川辺の風景」の洋風タイルが配されています。 浴槽は逆ちょいL字配置で、内側は座風呂2基、外側は角部分に滝状湯口付きの岩バック(小さめ)のある浅浴槽です(一部バイブラ)。 内側手前に立ちシャワーが2基あります。 黄色のケロリンの湯桶が使われています。 カランは固定シャワー付きの茶色ハンドル状の押し手で、内側5つ、6つ&6つの島、外側6つの配置です。 ご主人の弟さんが千葉県某市で、その他親戚2人もそれぞれ東京某所で銭湯を営むという、正統派銭湯夫婦?が経営しています。 最寄りの都営新宿線一之江駅から、昭和を偲びつつそぞろ歩いてみるのも一興です。 追記(2012.3.5) トロリーバスは現在の今井街道を走っていたようですが、都電までは少し南側の専用軌道(現在は細い道になっています)を走っていたようです。 <参考(素晴らしいページです)> なつかしの鉄道写真館~城東電車江戸川線とトロリーバス~ http://www.geocities.jp/glock1320031/sub9-3.htm PR |
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