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【2024/11/23 22:43 】 |
大田66 浜の湯
oota66-hamanoyu.JPGまだまだアップが追い付いておりません(頑張りま~す)。2012.9.1、休日を利用して、「大田66 浜の湯(大森東5-21-1)」を訪れました。

銭湯お遍路278軒目です。

私は周辺の廃業銭湯の現況を確認しながら(次項参照)、京浜急行平和島駅から第一京浜(国道15号線)東側沿いの東海道ミハラ通り(幾つかの商店街になっています)を内川橋で内川を越えて500m程南進し、突き当たった第一京浜を含む大森警察署前交差点から産業道路(国道131号線)をさらに600m程南進し、大森東四丁目交差点から左折(東方向)して400m程(大森商栄会という商店街の中にあります)・・・といったルートで歩きましたが、もちろん京浜急行大森町駅から同様に産業道路経由の方が近いですし、住宅地を迷わずに歩けるならば京浜急行梅屋敷駅から第一京浜を200m程北上して東進した方がさらに近いようです。未確認ながら、地図によれば、東京モノレール昭和島駅(西口)から海を越えてのアプローチも「徒歩であれば??」可能のようです。

昭和後期あたり?に建て直されたと思われるビル型銭湯で(上階は賃貸マンションになっています)、側面上部の銭湯マークや玄関脇の大判白タイル部分のに加えて正面上部に「5羽の鶴が飛ぶ富士山(色調からすると夕景色?)」の大きなペンキ絵が描かれています(以前は「椰子の木が生える島もある南国の海上を飛ぶジェット機」だったらしい)。高い煙突はないようです。外壁には銭湯マーク屋号の書かれた電気看板や「コミュニティー銭湯 浜の湯」と書かれた電光営業案内もあります。

煉瓦調の壁で囲まれ瓦の飾り屋根付きの透明プラスチック製ひさしのある玄関では木札鍵の横型松竹錠の下足ロッカーとアルミ板鍵のさくらの傘立てロッカーが使われており、内壁には「浜」「の」「湯」の三文字の凝った木板がはめ込まれ(建て直した際に造ったとのこと・・・フロント談)、上がり場の足拭きマットもHamanoyuの文字入りです。

自動ドアの奧が「雲の浮かぶ空」の柄のクロス張り天井のフロントと休憩スペースでテルマエ・ロマエ版の「入浴する前にごらんください Look! Before you go in...(残念ながらラテン語併記ではありません)」、「'10と'11の風呂屋の富士山詣での記念品バスポスター」、「新潟民謡 弥彦山唄の大型バスポスター※」が貼られています。

※たまに見かけるのですが由来がわかりません。ご存じの方のご連絡をお待ちしています。

簡素な脱衣所も同じ「雲の浮かぶ空」の柄のクロス張り天井で、近くにある羽田空港を意識されたのか、その周囲の青く塗られた飾り部分にはたくさんの飛行機が描かれています。ディンプル鍵の松竹錠の脱衣ロッカーが使われていますが、下部の棚に黄色いプラスチック製長方形籠も置かれています。中央にゴザ敷きの縁台があります。

やや小型の浴室は白系プラスチック建材による逆船底天井で、壁タイルは比較的に新しく(同心円状のカラーパターンなども配されています)、外側壁の浴槽横はガラスブロックになっています。

正面壁は(多分)富士山(モスグリーン)と雲(白)が描かれた抽象的なレリーフタイルになっています(女湯も同じです)。

浴槽は外側逆L字配置で奥側が背面に岩入りの格子状湯口のあるバイブラ付きのガリューム石風呂(外壁の電光営業案内の表記による)の浅浴槽、おそらく水カラン用と兼用のパイプの仕切りを挟み、外側手前に回って座風呂2基が並んでいます。外側手前に機械室が脱衣所に入り込んだ(乳白色のレリーフタイルの壁になっています)ガス遠赤外線中温サウナ(無料/浴室部分の壁に水飲みあり/脱衣所側に小窓あり)があります。内側手前に立シャワー(外壁の電光営業案内の表記による)2基及びその向こうに一段高くなった水風呂が並びます。

カランは固定シャワー付きの銀色ハンドルタイプの押し手で、内側5つ(+一番奥は丸鏡と固定シャワーの跡のみ…最初から設置しなかった?)、2つ(水風呂のために少なくなっています)&4つの島、外側6つの配置です。

黄色無地のケロリン風湯桶が使われています。

すっかり埋め立てが進んでしまいましたが、その名の通り昔は海に近く(現在でも海まで500m程で貴船水門もすぐ近くです)、かつては海苔漁師たち、そして六郷用水で灌漑された田畑のお百姓さんなどを癒していたのではないでしょうか。そんな歴史を想像しながらのひとっ風呂をお楽しみください。

以上、本日の銭湯に向かう途中の東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の車中からのアップでした。

追記(2012.10.6)
「1010 67 2004 / APRIL 東京銭湯 ちょいとひとっ風呂 P.47」によると(東京都公衆浴場業生活衛生同業組合のHPでオンライン版も読めます)、やはり正面上部に描かれた大きなペンキ絵の前作は「椰子の木が生える島もある南国の海上を飛ぶジェット機」で、当時は「飛行機のお風呂屋さん」として近所の子どもたちに親しまれていたとのこと。前身の公衆浴場を昭和30年代に先代が購入し、周囲は海苔の浜の町から埋め立てによる住宅地に大きく変貌を遂げたようです。

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【2012/09/13 16:03 】 | 東京都 | 有り難いご意見(0)
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